NHKは12日、今年の紅白歌合戦の紅組司会に女優有村架純(23)、白組司会に嵐の相葉雅紀(33)が決まったと発表した。相葉は嵐として10~14年まで5回連続で白組司会を務めたが、単独では初めて。有村の紅白司会も初めてで、本格的な番組司会自体が初挑戦となる。総合司会は同局アナウンサーで調整中。

 相葉は4月からスポーツ情報番組「グッと! スポーツ」(火曜午後10時25分)のMCを担当。制作局エンターテインメント番組部長の井上啓輔氏は「リオ五輪で沸いた16年を締めくくる紅白歌合戦では、番組で培ったスポーツの知識と親しみやすい進行で、リーダーシップを発揮していただきたい」。

 有村は来春から連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロインを務める。昨年の紅白にはゲスト審査員として参加。井上氏は「今、最も期待される女優の1人。司会初挑戦というフレッシュさで、紅組を力強く引っ張っていただきたい」と期待を寄せた。

 相葉は「こんな大役を僕1人がお引き受けできる立場ではないと思い、本当に悩みました…。毎年年末に『あの時にお受けすればよかった…』と後悔するよりチャレンジさせていただきたいと決断しました」。有村は「とってもとっても大きな大きな役目でまだまだ力不足ですし、本当に恐れ多い気持ちでいっぱいですが、感謝の気持ちを持って精いっぱいやらせていただきます」とコメントした。