吉本新喜劇と年末ジャンボ宝くじのコラボレーション企画発表会見が25日、大阪市内で行われ、吉本新喜劇座長のすっちー(44)と、山田花子(41)酒井藍(30)ら新喜劇メンバーと、東京から「平成ノブシコブシ」が出席した。

 今年の年末ジャンボは3種類が同時発売され、最高額では1等・前後賞あわせて10億円。もしも10億円が当せんすれば? と聞かれたすっちーは、ボードに「夢」と記し、説明を続けた。

 座長就任以降、大阪のおばちゃんキャラ「すち子」もブレークし、人気も急上昇してきたすっちーだが「やっぱり、新喜劇を全国放送にしたい」。仕事で北海道や東北地方に行くと「どうしても、まだまだと感じる」と言い、10億円があれば「北海道、東北へ無料ライブに行って、新喜劇を広めて、ギャラとか、費用に10億円を使いたい」と話した。

 座長らしい、笑いのない大マジメなプランに、花子らは「ずるい~」。ただし、今年から新登場の「年末ジャンボプチ 1000万」では、1等1000万円が1000本用意されており、1000万円を手にした場合を聞くと、すっちーは「車だな」と即答。

 座長らしい度量の広い夢から、一転して、「今、9800円の中古自転車で(なんばグランド)花月に来てるんで、車を買いたい」と現実的な欲望を口にした。あまりの変心に、あっけにとられた平成ノブシコブシらが「え? じゃ、座員を乗せて移動するバンとか?」と問うと、これには「いや、4~5人乗りのいいファミリーカー」と返し、現実的な夢を見ていた。

 今回のコラボレーション企画は「吉本新喜劇×年末ジャンボ宝くじ 特別公演」と題して、東京、大阪で開催。大阪・なんばグランド花月では、今月29日~12月5日まで、東京・ルミネtheよしもとでは、今月27日、12月4、11、18日に行われ、公演ごとに100枚ずつ、来場者に抽せんで年末ジャンボ宝くじをプレゼントする。