歌手ASKAこと宮崎重明容疑者(58)が覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたことを受け、テリー伊藤(65)が「音楽活動しちゃダメ」と訴えた。

 テリーは29日放送のTBS系「白熱ライブ ビビット」で、ASKA容疑者について「彼ね、(自分が)一番立ち直りたかった。家族もいるし、周りの人たちに対して恩返しをしたいと思うから」と推し量った。

 しかしブログなどで「盗聴」や「盗撮」をされているとたびたび訴えていたASKA容疑者に、「彼の音楽は人を励ます音楽。でも自分が盗聴されているとか、そんな被害者の気持ちでいい曲なんて作れるわけがない。5年、10年、音楽活動なんかしちゃダメですよ。音楽活動をすることが彼の更生になるという人もいるけど、これは大きな間違いです。治らないんです。人間をとるか、ミュージシャンをとるか、死ぬか。それくらいのこと」だと持論を展開した。

 また、この日の放送には過去に覚せい剤取締法違反で逮捕されたことがある作家の石丸元章氏も出演。薬物依存症からの脱却について「自分自身と向き合わなければいけない」とし、ASKA容疑者については「一方でASKAさん、この間にずいぶん音楽を作っていらっしゃるんですけど、音楽もおそらく自分自身と向き合わなければいけない孤独な作業であって、どちらかひとつやるだけでも大変なのに、薬物と戦う、それから音楽を作ることで自分自身と見つめ合う。2つのことを同時に進行させたのが、あるいは負担になったのか」と推測した。