タレント三船美佳(34)が30日、大阪市内で元夫の高橋ジョージ(58)と共同名義で世田谷区内に建てた3億円豪邸をめぐり、東京家裁に財産分与を申し立てた調停について「まだ(調停が)続いています。(進展は)ないです」と語った。三船と高橋は今年3月、離婚が成立。その後、財産分与をめぐる係争に入り、9月上旬に第1回調停が行われていた。

 この日は三船が松尾貴史(56)と進行する大阪・MBSテレビ「住人十色」(土曜午後5時=関西地区)の400回記念(来年1月14日放送分)を収録。同番組は個性的な家とそこに住む人々の思いを描く住宅バラエティーで、収録後に三船は松尾とともに会見した。

 08年4月のスタート時から進行する松尾が、思い出を聞かれると「一番の思い出は三船さん家に行ったことですかね。タイル貼るのを手伝ってね。無駄になったけど」と、三船いじり。取材は同番組以外についての質問NGだったが、松尾のつっこみに、三船も「コラコラ!」と苦笑しながら応対した。

 対して三船は「番組を見て思うのは、やはり、帰ってくる環境がいいと落ち着きますよね」とポツリ。調停中の都内豪邸から、母、娘を連れて大阪へ移り、その後に離婚が成立。現在は大阪の自宅を、同番組からヒントを得てクッションフロアにし、海の壁紙を貼り、お気に入りに仕立てているという。

 「今は私、『アロハー』って帰ってますもん」

 新たな生活を満喫しているようで、都内に建てた調停中の豪邸について、後悔しているかと問われると「それ(後悔)はないです」ときっぱり。「何事も人生勉強ですから」と返し、人間的に成長させてもらったと感謝の念も表現した。

 三船にとって新たな1歩となった今年だが、年明け早々には、神田正輝との熱愛報道もあり、激動の幕開けでもあった。今年を漢字で振り返ってもらうと「心」をあげた。

 「人の心を思いやる心を持ちたいと、すごく痛感した1年でした。この番組も住む人の『心』を感じますし、番組からも『優しい心』を学んでいます」と、その理由を説明した。

 松尾は今年の漢字に「誘」を出し「勧誘、誘惑ですね」と語った。「大きなニュース、いろんな報道にしても、どうも、何か大きく方向付ける意向というか、そういう誘導があったような気がします」と話していた。

 同番組は来年1月14日の400回放送を前に、同1月2日午後2時から、特番「住人十色のお正月 祝!400回放送 イチバン○○な家(仮題)」も放送。08年4月5日の初回に紹介した家の現在も訪ねる。関西地区以外での放送は北陸放送、宮崎放送、山陰放送、テレビユー山形、静岡放送、あいテレビ(愛媛)、長崎放送。日時は未定。