京都で毎年末恒例の「吉例顔見世興行」が30日、京都・先斗町歌舞練場で開幕した。

 今年は中村雀右衛門(61)の襲名披露興行でもあり、劇中口上で「雀右衛門の名に恥じぬよう、芸道に精進します」とあいさつ。

 坂田藤十郎(84)は「先代とは数々の舞台でご一緒いたしました。そのご子息の襲名披露というこのような喜ばしいことはございません」と語った。

 同興行には市川海老蔵、片岡愛之助ら東西の人気役者が多数、出演。毎年末の京都での恒例興行だが、今年は南座が改修工事中のため、先斗町歌舞練場で、3部制として上演される。

 公演は12月25日まで。