年末の風物詩、「現代用語の基礎知識選 2016ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表された。

 「神ってる」が年間大賞に選ばれた理由について、選考委員の女優室井滋(58)は「年間大賞が4つもあった2013年を超える豊作の年になるかと思いつつ過ごしてきたが、やはり予想どおり数多くの言葉が生まれた。しかし、あらためて並べてみると、全体的に陽気というよりは、言葉の奥に複雑な問題が絡んでいる印象だ。何だかやけに過激である」と2016年を分析した。

 その上で「先行きに少なからずとも不安を抱えている1人として、わたしとしては『(僕の)アモーレ』や『神ってる』のようなホンワカ夢のある新語を応援したいと思う」とした。その一方で、「五輪や芸能・文化面でキラリ光る言葉が目立たなかったせいもあるかも知れない」とも指摘した。