東宝は6日、新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」の国内興行収入が200億600万円に達したと発表した。邦画では宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」(2001年、興収308億円)以来、15年ぶりに200億円を超えた。興行収入ランキングは邦画で歴代2位、洋画を合わせて歴代5位。

 8月26日に封切られ、今月5日までの間で観客動員は1539万人。海外では92の国と地域での配給が決まっており、既に公開された中国、香港、台湾、タイでも封切り週の週末興行ランキングで1位になった。

 今作は、高校生の男女2人が夢を通じて入れ替わり、奇妙な体験を繰り返すラブストーリー。

 新海監督は「見ていただいた方すべてにお礼申し上げます。映画には、時に社会とつながる力があるのだということを教えられました。『どのような物語を、今、なぜ作るのか』ということを、これからも観客の皆さんと共に考えていきたいと思います」とコメントしている。