竹中直人(60)が主演する舞台「磁場」(11~25日)の公開稽古が10日、東京・下北沢の本多劇場で行われた。

 前日9日に引退を発表した成宮寛貴(34)と映画で1度だけ共演したことがある竹中は「その人しか分からない、苦しみがあったと思う。これからも頑張って、とは軽々しく言えない」と思いやった。

 「磁場」は竹中と劇作家倉持裕氏がタッグを組んだ公演で、竹中は映画出資者に扮して、若い脚本家を追い詰めていく心理サスペンス。竹中は「複雑な人間模様が描かれて、集中力がいる舞台だけれど、お客さんの空気で変わってくると思う」。脚本家役の渡部豪太(30)は6月に結婚したばかりで「彼女も見に来ると思います。(新婚生活は)楽しくやらせてもらってます」と話した。