俳優柄本佑(29)が、13日、都内で、主演するNHKドラマ「スクラップ・アンド・ビルド」(17日午後9時放送)の試写と会見に、原作者の羽田圭介氏と出席した。28歳の未来の見えない無職の男が、同居する祖父とのふれあいで再生する姿を描く。

 柄本は「印象的だったのは、おじいちゃんを背負って階段を上るシーン。あまりの段数、無限に続く階段に、おれ、大丈夫かと思った。こだわりの強い監督。何回、上らせるんだよと思った」と撮影の苦労を明かした。一方で「できあがりを見ると、なるほどと思った」と苦労が報われたとした。

 また、羽田氏は「新作の小説が増刷されない。プロモーションを一生懸命にやっても売れない。それなら『スクラップ・アンド・ビルド』を売る方が早いと思った。最終的には本を買っていただいて完結するということで視聴者には見てほしい」とPRした。