吉本興業(大阪市)は15日、笑いの殿堂・なんばグランド花月(大阪市)で、近畿大学と包括連携協定を締結し、大崎洋社長が近大の塩崎均学長と協定書へ署名した。

 大阪らしい「おもろい」研究や教育、情報発信、人材育成を共同で展開することを目指しての提携。大崎社長は「昨今、か弱い若者が多いですが、私どもの芸人はちょっとはみ出すぐらい、たくましいところがあります。笑いが人と人をつなぐ。そんな展開を作っていければ」と話した。

 塩崎学長も「我々には医学部もありますが、笑いの医学的検証も進めたい」などと、人材育成や教育のみならず、吉本とのタッグで多方面への期待感を示した。

 また、写真撮影の際には、普段、NGKを本拠地にする吉本新喜劇座長のすっちー(44)、池乃めだか(73)らも参入。未知やすえ(53)は「たいしておもしろくもなく、ぶさいくでもなく、どっちかと言えばかわいい私が」とボケを入れ込みつつも「ここまでやってこられたのは元気と明るさ。楽しく、笑って毎日過ごすことの大切さを伝えたい」と話していた。