シンガー・ソングライター小田和正(69)と宇多田ヒカル(33)が初めて番組共演することが18日、分かった。小田がホスト役を務める、恒例のTBS系音楽番組「クリスマスの約束2016」(23日深夜0時35分)の収録がこのほど、東京・赤坂BLITZで行われた。

 小田が宇多田をステージに呼ぶと、ゲストを知らされていなかったファン500人が「エーッ!!」とどよめいた。宇多田にとっても、ファンの前で歌唱するのは6年ぶりで「出てきただけで声援をいただけてうれしい」と笑顔を見せた。

 同番組は今年で16回目。デビュー以来、宇多田に一目置いていた小田は、01年の第1回放送に向け、手紙で出演依頼したという。その時は共演はかなわなかったが、宇多田も大先輩の小田をリスペクトする気持ちにかわりはなかった。

 今月に入り、都内スタジオでリハーサルを重ねた。小田が「16年の時を経て、いよいよ一緒にできます」と話せば、宇多田も「長いことお待たせしました」。宇多田のデビュー曲「Automatic」など3曲を歌い、MCでは小田が「ロンドンでの生活は?」「子供は何語を話す?」「料理する?」と宇多田を質問攻めするシーンもあった。

 番組では、小田が「夜空ノムコウ」を弾き語りするほか、出演者全員でボブ・ディラン「時代は変る(邦題)」などを披露する。