女優の新垣結衣(28)とシンガー・ソングライターで俳優の星野源(35)が共演する、TBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が20日、最終回を迎える。

 この日、新垣と星野は最終回に向けて、朝からTBS系の各情報番組を“電波ジャック”した。まず「あさチャン!」(午前5時半)に生出演し、大ブームとなっている「恋ダンス」を生披露し、生レッスンも行った。続いて「白熱ライブ ビビット」(午前8時)に出演し、「逃げ恥」のヒット要因を分析する中で、裏話も明かした。

 「ひるおび!」(午前11時)にも、2人は疲れた様子も見せず、そろって出演。新垣は「2人がどうなるのか見て欲しい」とPR。星野は「スタッフ、キャストが駆け抜けました」と振り返った。

 さらに、2人は名古屋から生放送された「ゴゴスマ」(午後1時55分)に、東京のスタジオから出演した。星野は冒頭で、火曜レギュラーのますだおかだ・岡田圭右の持ちネタ「ウヮオ!!」を生披露した。

 新垣は、大ヒットの実感はあるかと聞かれ「すごくうれしいんですけど、実感があるような、ないような…。最終回も、たくさんの方に見届けていただければ」と笑みを浮かべた。星野は「本当にうれしいです。とっても、すばらしい最終回になっていますので、ぜひ見届けていただきたいです」と答えた。

 番組のキーワード「ムズキュン」できるポイントが最終回にあるかと聞かれた2人は、「あるといいですね」と答えたが、声はバラバラで、そろっておらず、意味深な雰囲気を漂わせた。その理由を突っ込まれた新垣は、13日放送の第10話のラストを引き合いに「前回『好きの搾取です』で終わってますから、どうなるんですかね?」と、意味深な笑いを浮かべた。

 その後、スタジオでは、新垣演じる森山みくりと、星野演じる津崎平匡の“ムズキュンセリフ”を紹介した。星野は、平匡がみくりから言われた「かわいいは、最強なんです」を実際に言われたら、どう思うかを聞かれると「どうなんでしょう? 平匡という役が言われたことなので(演じる星野と役の平匡を)混同しているかもしれないですけど…実際に言われたらうれしいと思います。褒められていると思いますので」と照れ笑いを浮かべた。

 一方、みくりが平匡から言われた“ムズキュンセリフ”として「火曜じゃなくても、みくりさんを抱き締めていいですか」が紹介された。星野同様、実際に言われたらどう思うかを聞かれた新垣は、「もう…いつでも、いつでも。でも実際に、みくりちゃんが思っている時に言われた言葉なので、みくりちゃんも、うれしかったと思いますし…ハグは偉大ですよ!!」と“ハグのすすめ”を声を大にして訴えた。

 エンディングで出演者が踊る「恋ダンス」にも話が及んだ。反響が大きいことに、星野は「すっごくうれしいです。(自身が歌う主題歌『恋』の)ミュージックビデオのフリだったんですけど。ドラマでバーッと広がって。いろいろな人たちが踊っている。すごいですね」と喜んだ。

 最終回について、新垣は「最後まで『逃げ恥』らしくジェットコースターな展開」と紹介。星野は「誠実なラストだと思います」と胸を張った。

 2人は“電波ジャック”の締めに、「Nスタ」(月~金曜午後3時53分)に午後4時40分過ぎから生出演した。星野は感想を聞かれると「寂しいですね。(『恋ダンス』は)忘年会とかで皆さん、踊ってるみたいで、うれしいですね」と笑みを浮かべた。

 ドラマのファンだという堀尾正明キャスターから、シングルベッドでみくりと平匡が2人で寝るシーンの撮影をどうしたかについて聞かれた星野は、「上にクレーンカメラがあって」と撮影の裏話を明かした。

 その後、新垣と星野は踊りの生解説を行い、スタジオでキャスター陣が生披露した。新垣は「すごく楽しそうで。キレはすごく大事。すばらしいです」と笑みを浮かべた。そして「最後、タイトルは『夫婦を超えてゆけ』ですが、2人は夫婦を超えられるのか…いい終わりになっていますので見届けてください」、星野は「スタッフも出演者も、こんないい最終回になるのか、という最終回です」とアピールした。