20日に放送された新垣結衣(28)主演のTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」最終回の視聴率が、関東地区平均で20・8%を記録したことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。人気に火を付けたのは同ドラマに出演もしている星野源(35)が歌うエンディングテーマ「恋」だ。新垣らが踊る通称「恋ダンス」がかわいいと評判になり、同局公式ユーチューブの再生回数は8800万回を超えた。著名人やアイドルが踊った動画をサイトに上げるなど話題が話題を呼んだ。

 ドラマは仕事で失敗してばかりの主人公(新垣)が、恋愛経験のないサラリーマン(星野)と契約結婚することから始まるラブコメディー。2人の仲が進展しないもどかしさが共感を得て、「ムズキュン」という言葉も誕生した。15分拡大で放送された最終話は、NHK大河ドラマ「真田丸」を意識したパロディー場面が登場するなど、攻めの演出も話題になった。

 第1回から1度も視聴率が下がることがなく、那須田淳プロデューサーは「ただただ、びっくりしています。第1話の視聴率が10・2%でスタートし、12月20日の最終回では20・8%と倍以上になっていました」と話している。