シンガー・ソングライターで俳優の星野源(35)が23日、テレビ朝日系音楽特番「ミュージックステーション スーパーライブ2016」(午後7時)に生出演し、新垣結衣(28)と契約結婚する男女を演じて話題となったTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」を生披露した。

 この日は、番組の前に放送された「スーパーJチャンネル」に生出演し「テレビで歌った中で、1番、長いバージョンをやらせていただきます」と語った、テレビ初バージョンを歌った。星野はステージに立つと「こ~んばんは~星野源で~す。Mステ~!!」と客席に向かって叫んだ。

 歌唱中、背後で4人の真っ赤な服を着た女性ダンサーが、「逃げ恥」のエンディングでも話題となった「恋ダンス」を踊ると、星野もマイクを持たない左手を使って踊った。間奏の時には全身を使ってリズミカルに踊ると、客席が沸いた。観客が踊っているのを見ると「すげぇな、みんな踊ってるね。ありがとうございま~す。テレビの前も踊ってますか?」と呼びかけた。

 歌唱前のトークでは、司会のタモリから、今年印象に残ったことについて聞かれた。星野は、タモリ発案で笑福亭鶴瓶が15年に口演した新作落語「山名屋浦里」を元に作られ、「八月納涼歌舞伎」で上演された新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)」を見たことを上げた。「歌舞伎座に歌舞伎を見に行った時、目の前の席にタモリさんと鶴瓶さんがいらっしゃって、すばらしかった。(タモリと鶴瓶が)壇上に上がられて。すばらしい公演でした。本当に良かったです」と笑みを浮かべた。

 また、社会現象になるほどの人気を集める「恋ダンス」について聞かれると、ディーン・フジオカも練習していることを明かした。

 「今、結婚式とか忘年会で、皆さん踊っていただいているみたいで。この間、たまたまスタジオでディーン・フジオカさんにお会いしたら『練習してるよ』って言ってくださって、すごいうれしかったです」

 星野は終始、笑みを浮かべ、歌唱中もカメラに顔を近づけるなどノリノリだった。