昨年まで韓国アイドルグループKARAとして活動したパク・ギュリ(28)が25日、千葉県浦安市のホテルで昼夜2部構成のファンミーティングを行った。

 今年は所属事務所を移籍し、女優活動を増やしたため、歌手としての来日は昨年9月のKARA全国ツアー以来。白のブラウスにチェックのミニスカート姿で登場し、「お帰りなさい」と書いた紙を掲げた多くのファンに迎えられた。

 昼の部では、最初のあいさつで「こんにちは、KARAのギュリです」と明言。メンバー4人の所属先がバラバラになり、事実上の解散状態にあるが、グループは存続していることをアピールした。「今日は久しぶりに日本語を話すので、皆さん理解してくださいね」と笑顔を見せた。

 最近の出演映画やフィリピンでのボランティア活動などについて話し、ゲームコーナーでファンと触れ合った後、最初の曲紹介。「皆さんの前では初めて歌うけど、皆さんは知っていると思う。コンサートで他のメンバーが歌った曲」として、中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」を歌った。13年のKARA全国ツアーでハラがソロ曲として熱唱していた。

 ファンの質問や願いごとが書かれた紙片がクリスマスツリーにつるされ、ギュリが最初に選んだのは、「Honeyを歌って」と書かれたものだった。5人組だった09年の代表曲で、客席は大喜び。「韓国語でもいいでしょ? みんな一緒に踊ってね」と訴えた後、アカペラで「ハーニィ、ハーニィ、ハーニィ」とサビの部分だけ披露した。

 今月中旬にはスンヨンも、神戸と東京で行ったファンミーティングの1曲目でHoneyを歌っていた。KARAの活動再開が見通せない今、メンバーの持ち歌披露がファンへの最高のクリスマスプレゼントになったことは間違いない。

 ギュリは、自身の日本公式ファンクラブが発足したことを受け、「来年も日本でファンミーティングをやると思う。皆さん来てくれますか?」と呼び掛け、大きな拍手を浴びた。

 イベントの終盤でKARAに触れることはなかったが、メンバーの一員としての自覚を持ち続けていることは、十分に伝わってきた。