大みそかの「第67回NHK紅白歌合戦」の出場アーティスト1組あたりの歌唱時間が例年よりも長くなることが25日、分かった。

 NHKサイドからの期待度や演出内容によってばらつきはあり、例年と変化のない出場者もいるが、昨年よりも30秒近く尺がのびるアーティストもいるという。関係者は「ここまで増えるのは異例のこと」と話す。

 NHKはSMAPに出演交渉をしていたが、今月19日の辞退申し入れを受け断念。本番では同グループの過去映像などが流れることもなく、SMAPに放送時間を使わないことが決定した。加えて、出場アーティスト数が昨年の51から46に減り「1組1組にしっかりと曲を披露する時間を」という番組関係者の意向もあり、1組あたりの歌唱時間増が決まったという。

 NHKは25日、曲順を発表した。嵐が初の大トリを飾る。14年に白組のトリを1度務めている。相葉雅紀(34)が単独で白組司会も務めるなど、SMAPのいない今後の紅白を盛り上げる“後継者”的な役割も期待される。紅組のトリは39回目の出場となる石川さゆり。トップバッターは白組が関ジャニ∞で、紅組は初出場のPUFFY。