年末に解散するSMAPのグループ唯一のレギュラー番組、フジテレビ系「SMAP×SMAP」の26日最終回の第3部(午後10時から午後11時17分)の平均視聴率が23・1%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 第1部は平均14・1%(午後6時30分から午後7時)、第2部は平均17・4%(午後7時から午後10時)。

 瞬間最高は午後11時7分の27・4%。「世界に一つだけの花」を5人で歌い終え、中居正広(44)がこらえ切れず、後ろを向いて涙を隠したシーンだった。

 この日は、午後6時30分から約5時間の特番で放送され、20年以上に及ぶ番組を過去の映像で振り返った。96年の森且行(42)脱退や01年の稲垣吾郎(43)逮捕からの復帰、09年の草なぎ剛(42)逮捕からの復帰も包み隠さず放送。番組のラストでは、5人揃っての最後の歌唱となる「世界に一つだけの花」を披露した。

 同番組の歴代最高視聴率は02年1月14日の34・2%で、稲垣が不祥事から復帰した回だった。

 番組の合間にはSMAPが過去にイメージキャラクターを務めた「ソフトバンク」のCM総集編が放送され、「あんなことやこんなこと いろいろしていただきました。 本当に ありがとう。 SoftBank→SMAP」とのメッセージとお父さん犬の「さよならじゃないよな?」のつぶやきが大きな話題となった。

 SMAPは大みそかのNHK紅白歌合戦の出場辞退も発表しており、この番組が事実上グループとしての最後の姿となった。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀