劇団新派の水谷八重子(77)波乃久里子(71)喜多村緑郎(47)、市川春猿あらため河合雪之丞(46)が2日、東京・日本橋三越で、同日初日を迎えた初春新派公演「華岡青洲の妻」(2~23日、三越劇場)の開演前に鏡開きを行った。

 水谷は華岡青洲の母を演じ、雪之丞は青洲の妻役。水谷は「かわいい息子に嫁が来ました。正面からいじめることはできないので、ちまちまといじめるところを見てください」と、同作の見どころの1つ、嫁姑の対立をアピールした。

 歌舞伎界から新派入りした雪之丞は「とにかくがむしゃらに必死にやりたい」。

 緑郎と雪之丞は、元日に師匠の市川猿翁にあいさつに行ったそうで、緑郎は「とてもお元気そうで『見に行きたい』とおっしゃっていただきました。のれんも作ってくださいました」と話した。

 ほかに甲斐京子らが出席。