NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(月~土曜、午前8時)のヒロインすみれ役の芳根京子(19)が12日、NHK大阪放送局で行われた新春局長会見にゲストとして登場した。

 ドラマは昭和30年代が舞台になり、娘のさくらが15歳となった。思春期を迎えた娘と母親の葛藤も見どころの1つ。撮影の合間に出席した芳根は「私はまだ19歳なのでさくらの気持ちに近い部分が多い」と娘の心情を理解しながらも「(ドラマは)生まれてすぐの10カ月のさくらちゃんを抱っこしたところから始まった。ずっと私が見ているさくらが成長している感じもあるので、思ったよりはスッと入り込めている」と母親役の手応えを口にした。

 昨年はヒロインに抜てきされ、公私ともに180度生活が変わった。「思ってもみなかった1年間でした。仕事もプライベートも大阪で生活した1年間でした」と振り返り、今年の意気込みについて「とにかく倒れずに完走したい。悔いが何も残らないようにしたい」と目標を掲げた。

 今後の見どころについて「大きくなった子どもたちと親子の関係、それと会社(キアリスが)どんどん大きくなっていくところです」とアピールした。

 同局の角英夫(かど・ひでお)局長は視聴率が好調な「べっぴんさん」について「女性の持つきめ細やかな人間関係、家族関係、友人関係のやさしさがほんのりと伝わることを目指しているドラマです。私の好きなタイプのドラマです」とエールを送った。