2009年に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんら著名人にまつわる都市伝説を基にした英コメディー番組「アーバン・ミス」が、ジャクソンさん役の起用を巡って抗議を受けたことで、番組の放送が中止となった。

 ハリウッド・リポーター誌が報じたもので、白人の俳優ジョセフ・ファインズがジャクソンさんを演じた予告編を観た娘パリスさんが、「父は自分のルーツに誇りを持っていたので、望んでいなかったと思う。正直、吐きそうになった」とツイッターに書きこみ、同番組を批判していた。マイケルさんが2001年の米同時多発テロ発生直後に女優エリザベス・テイラーと俳優マーロン・ブランドとともに車でニューヨークを脱出したと言うエピソードを基にした30分のエピソードは、19日に放送を予定していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)