俳優小日向文世(62)が16日、都内で、主演映画「サバイバルファミリー」(矢口史靖監督、2月11日公開)の完成披露試写会に出席し、サバイバルな撮影を明かした。

 突如電気がなくなった世界を舞台に繰り広げられる、東京に暮らす平凡な家族の奮闘記。主人公小日向の妻を深津絵里(44)が、大学生の息子を泉沢祐希(23)が、高校生の娘を葵わかな(18)が演じた。

 過酷な撮影が多く、小日向は「11月29日に入った天竜川。死ぬかと思いました。当日はお医者さんもスタンバイしていました」と厳戒態勢で臨んでいたことを告白。「我慢できず冷たい川の中でおしっこをして、ウエットスーツの中で広がっていくとき、『なんて温かいんだろう』って」と、まさかの発言も飛び出した。

 家族4人で100キロの豚を捕獲するシーンでは、実際に養豚場で飼育されている豚を追いかけ回したといい「豚に振り落とされて胸を強打して、その日の夜からくしゃみをすると強烈な痛みが。ひび入ってたと思います」と振り返った。