デーモン閣下が18日、都内で5年ぶりのソロアルバム「EXISTENCE」(3月15日発売)のレコーディングを行った。

 レコーディングには、同アルバムに収録の「Stolen Face」で作詞家デビューを果たす芥川賞作家の羽田圭介氏(31)が訪れた。羽田氏は熱狂的な聖飢魔2の信者(ファン)として知られるが、アルバムを制作するにあたって「何かに新しい挑戦をしたい」という閣下が、昨年7月、作詞を依頼したという。羽田氏は「最初は、『えー、どうしよう』と思いました。光栄であるとともに、閣下に関与するとは思いませんでした」と振り返りつつ「文字数をそろえたりするのが大変でした。でも伝えたいことを掘り起こしていくのは小説と同じでした」と話した。

 閣下も「社会に対するメッセージ性が描かれていて、昔の自分の歌詞みたいだと思った。あえて曲全体が重くなりすぎないように、(作曲する際は)耳障りは軽くしました。今回のアルバムの中では、みなさんにとって1番歌いやすい曲だと思う」と話すと、羽田氏も「なるほど! 今度講演会でも歌います」と興奮気味だった。