15年に11年ぶりに芸能界に復帰した元猿岩石の森脇和成(42)が、芸能人の転身や副業について語った。

 森脇は19日放送のフジテレビ系「バイキング」にVTR出演。芸能界を引退して実業家に転身した当時を振り返った。

 森脇は有吉弘行とのコンビ、猿岩石でデビュー。96年に放送された「進め!電波少年」のヒッチハイク企画で大ブレイクし、歌手としてもシングル「白い雲のように」が113万枚を超える大ヒットを記録するなど一躍時の人となり、絶頂期には年収1億円を超えていたという。

 しかし次第に仕事は減り、森脇は芸能活動とは別に、2000万円の貯金を注ぎ込み高級ナイトクラブの経営に乗り出した。オープン当初こそ話題になり黒字が出たが、すぐに客足が減少。約半年での閉店を余儀なくされ、多額の借金を抱えた。

 その頃コンビを解散し、森脇は芸能界を引退。サラリーマンとして職を転々としたが、「しんどかった。正直どっかでなめてたんだと思う、サラリーマンという仕事を」と、いずれも長くは続かなかったという。そうした経験から、「名前が売れているからといって、成功するとは限らない」と自戒するように語った。