歌手冴木杏奈主演の舞台「アニータ インナー・ワールド・エボリューション 番外編」が19日、東京・CBGKシブゲキ!!で開幕した。

 冴木演じる女神アニータが、天界の上級天使ジブリールと下級天使オズワルドを訪ねる。そこでアニータが、まだ天使アーニャだった頃、女神ペレに相対した時のエピソードが語られる。そして自身も知らなかった出生の秘密が明かされる。冴木の歌とともに演じられるオリジナルファンタジー劇。

 300人の観客を前に初日公演を終えた冴木は「この初日を迎えるまでに、共演者、スタッフ、そしてファンの皆様の支えがあった。残り22公演を頑張って務めます」と話した。

 上級天使ジブリールと女神ペレの2役を演じる速水映人(31)は「ちょっとオネエっぽく演じます(笑い)。街で見かけたら、ジブリールとペレ、お好きの方の役に対して声を掛けてください。その役の声で、お答えします」。

 下級天使オズワルドと人間カニエラの2役の南翔太(34)は「出演者、スタッフがいるけど、お客さんがいて初めて舞台が完成しました。ありがとうございます」と話した。

 他に春日真菜(チェロ)、春日るり子(フルート)。東京公演は29日まで。2月1~3日は広島市東区民文化センター、同6~7日は横浜・県民共済みらいホール。全23公演。