米国時間の18日、ロサンゼルスで2017年度「ピープルズ・チョイス・アウォード」賞授賞式が開かれ、ジョニー・デップ(53)が「お気に入りの映画アイコン」賞を受賞した。同賞はネットでの投票により、映画、テレビ、音楽界での各賞受賞者を決める。

 デップはスピーチでファンに対する感謝の気持ちを表し、「今夜、ここに来た理由はただ1つ。いい時も悪い時も、僕を応援し、信頼してくださった皆さんのためです。ありがとう。大変光栄なことに、あなたたちが今夜、僕をここに再び、招いてくれた。そのことをどんなに感謝しているか、皆さんにはわからないでしょう」と語った。

 13日、アンバー・ハード(30)との離婚が成立したばかりのデップにとって、公の場に姿を見せるのはこれが初めて。泥沼の離婚劇の後も、ファンに支持を受けていることに感無量の様子だった。

 デップとハードは2015年2月に電撃挙式したが、ハードが昨年5月、デップのDVを理由に離婚申請。金銭面ではデップが8月、ハードの要求通り、700万ドル(約8億円)の離婚調停金をチャリティーに寄付することに同意し、決着が着いた。

 しかしその後も、ハード側がデップに対し、支払いを早くするよう求めるなど、泥沼の争いが続いた末、ようやく離婚が成立した。(ニューヨーク=鹿目直子)