女優石田ゆり子(47)が24日、東京ビッグサイトで行われた、第28回日本ジュエリーベストドレッサー賞授賞式に出席した。

 40代部門で受賞した石田は、1995年(平7)の第6回同賞の20代部門で受賞して以来の受賞となった。登壇時に、当時を感慨深げに振り返った。

 石田 私はかれこれ、20年以上も前に、20代部門でいただいていまして…確か私…25歳くらいだったと思うんですけど、本当に緊張して、ここで何をお話ししたか覚えておりません。その時も、宝石をたくさんいただいて…その当初は、本当に子どもで、アクセサリーというものは、自分とすごく距離があって、着けると緊張するような存在だった。さすがに、そこから22年たって、宝石ですとかジュエリーが、いかに自分にとってお守りのような存在になっていくか、ということを、ここ10年くらい、感じます。

 その上で、ジュエリーについて思うところを語った。

 石田 私にとって、宝石やジュエリー、アクセサリーは、すごく自分にパワーを与えてくれたり、守ってくれたり、自分らしく存在するために力を与えてくれるものです。あとは…受け継いでいくもの。私がいつか、この世からいなくなっても残って、私のめい、若い人に継がれていくものですので、本当にすばらしいものだと思います。今日も、すばらしい宝石をたくさんいただきましたけど、愛情をたくさん注いで、受け継いでいく時にいいものを残していけるように、愛情いっぱいに着けさせていただきたいと思います。

 石田は表彰のタイミングで、昨年、社会現象的な人気を呼んだTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)に出演したこと、星野源が歌う恋が流れるエンディングで、自身も踊った「恋ダンス」について紹介されると、目を丸くして、照れ笑いを浮かべた。登壇すると、ステージの下には幅広い年代の女性がひときわ多く集まり、年齢を重ねても美しい石田の姿が、多くの女性の見本となっていることを、あらためて証明した。【村上幸将】