黒川博行氏の直木賞受賞作が原作の映画「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の舞台あいさつが29日、大阪市の大阪ステーションシティシネマで行われ、W主演の1人、佐々木蔵之介(48)が大ヒット御礼で“名刺配りジャンケン大会”を行った。

 佐々木はこの日、横山裕(35)小林聖太郎監督(45)と登壇し、即興で「劇中で使った名刺、欲しい人いますか~?」と客席に呼びかけた。名刺は役柄の「二蝶会 桑原保彦」のもの。「僕は二蝶会を破門になって、もう使いませんし、ぎょうさん余ったから」と、観客全員と自分のジャンケン大会を実施。客席に降りて、勝ち残った5人と、おまけで少年1人の計6人に名刺を配った。

 佐々木のサービスを壇上で見ていた横山は「めっちゃ大阪やわ~」。小林監督も「大阪の人は“ただ”となると目の色が変わりますから」と、場内の盛り上がりに感心? しきりだった。

 関西人の3人は“地元”に戻ってきたとあってか、終始ノリノリ。横山が大阪ロケの思い出として「北川景子さんと一緒に歩いた時(ファン感覚で)『うわ、横を北川景子が歩いてる』と思った」と振り返ると、佐々木がすかさず「そやな、北新地を北川景子連れて歩いてるもんな」とかぶせてみせた。

 小林監督は「月亭可朝さんが出てたん、みんな気づいてくれたかな?」とナニワのレジェンド芸人が出演していたことを紹介、佐々木が「みなさん“嘆きのボイン”(月亭可朝のヒット曲)て、知ってます?」横山が「いや、20代の人は知りませんよ」。好き勝手なトークで場内を盛り上げていた。