12年5月に100歳で亡くなるまで現役の映画監督として生き続けた、新藤兼人監督。監督を亡くなるまで支え続けた、孫の新藤風監督(40)の新作映画「島々清しゃ」(しまじまかいしゃ)が公開された。05年「転がれ! たま子」以来の監督作を手がけた風監督が、新作に込めたもの、監督復帰までの葛藤、祖父への思いを語った。


<11年ぶり新作「島々清しゃ」を語る 新藤風監督インタビュー1>


<新作に祖父ら家族3代を投影 新藤風監督インタビュー2>


<「かけがえのない人」祖父兼人監督を語る 新藤風監督インタビュー3>


映画「島々清しゃ」への思いを語る新藤風監督(撮影・村上幸将)
映画「島々清しゃ」への思いを語る新藤風監督(撮影・村上幸将)

 ◆新藤風(しんどう・かぜ)1976年(昭51)11月20日、神奈川県生まれ。00年にフジテレビ「つんくタウン」のオーディションに合格し、「LOVE/JUICE」で監督デビュー。05年「転がれ!たま子」で監督を務めて以後は、祖父兼人監督とともに暮らし、遺作となった11年「一枚のハガキ」の監督補佐として、12年5月29日に100歳で亡くなるまで支えた。