俳優の坂上忍(49)が、歌手ASKA(58)と面会し「強烈な自制心」を感じたと、初対面の印象を語った。

 坂上は1日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演し、前日の1月31日にASKAと会食したことを報告。かねて同番組を視聴していると公言していたASKA側から連絡を受けて実現したと語った。

 ASKAとは14年に覚せい剤取締法違反で逮捕された当時の思いや、昨年の2度目の逮捕に関することなど、2時間半にわたって話をしたという。「メディアに対する不信感」についても話がおよび、坂上は「相当怒ってるだろうなと思ったら、僕の想像以上に冷静で、たとえば家の前に張ってる方々にも『いら立つ時はあるけど、その人たちにも家族がいるんだよな』っていうことまでおっしゃってた。ASKAさん側の立場でなかなかそこまで思えるのか」と、その冷静さに驚いたという。

 坂上はそんなASKAについて「2時間半通して強く感じたのは、強烈な自制心」と印象を語り、「警察に対する不信感、マスコミに対するいら立ちとか、そっちに労力を払うんじゃなくて、音楽活動を今の環境の中でどれだけ続けられるのか、ものを作っていけるのかっていう方に労力を割くように、強い自制心で割り切ったんじゃないか」と分析した。

 ASKAの30年来の友人であるタレントの川合俊一も声を荒らげる姿をみたことがないと語り、「ものすごい冷静な人。音楽作る人なんです、それが一番大事だと思ってる人なので」と人柄を明かした。

 また坂上は、ASKAから今後の展望についても聞かされたという。「ほんとにアイデアマン。プロデュース能力とかアイデアがすごくて、ものを見る時の目線がちょっと違う。そこに目が行くの?って。たぶん思いついたことを具現化していくのが好きなんじゃないかな」と、音楽だけでなくさまざまな分野に興味を示していることを明かし、「今の自分がやっていいことと、今の自分がやるべきではないことをすごく考えてる。当然、大きなプロジェクトを実現させたいっていうのもひとつの夢だと思うんですけど、静かに戦ってる感じ」と語った。