年末に解散したSMAPの木村拓哉(44)主演のTBS系連続ドラマ「A LIFE ~愛しき人~」(日曜午後9時)の12日第5話の平均視聴率が13・9%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は14・2%、第2話は14・7%、第3話は13・9%、第4話は12・3%だった。この日、裏番組では人気ドラマシリーズ「相棒」の劇場版第1弾がテレビ朝日系で放送されたが、平均視聴率は12・6%で、「A LIFE」が上回った。

 木村はグループ解散後、1人の俳優として初めて挑む同ドラマで職人肌の外科医を演じる。これまでさまざまな役柄を演じてきた木村だが、医師は初めての役どころだ。数々の主演ドラマで高視聴率をたたき出してきた木村と、人気ジャンルでもある医療ドラマのタッグは、再出発を図る木村の代表作となるか、その視聴率が注目されている。

 第5話は、深冬(竹内結子)が倒れ、病気の進行具合を目の前に突きつけられた沖田(木村拓哉)と壮大(浅野忠信)。一方、関東医師会の事故調査委員に選ばれた羽村(及川光博)は、調査対象に心臓外科の権威である山本(武田鉄矢)の名前があり驚く。羽村は恩師である山本の手術の腕に心酔していた。そんな時、山本の患者が壇上記念病院を受診し、井川(松山ケンイチ)は羽村に気を遣って沖田に担当を頼む、という内容だった。