浦井健治(35)城田優(31)が来年2月のミュージカル「ブロードウェイと銃弾」(2月7~28日、東京・日生劇場)にダブル主演することが19日、分かった。浦井は「王家の紋章」、城田は「ロミオ&ジュリエット」に主演するなど、ミュージカル界の若きスター。10年「エリザベート」11年「ロミオ-」で共演しているが、ダブル主演でタッグを組むのは初めて。

 「ブロードウェイと銃弾」はウディ・アレン監督で1994年に公開。米アカデミー賞7部門でノミネートされ、傑作との呼び声が高かった。14年にアレン自らがブロードウェーでミュージカル化。劇作家デビッドの作品がブロードウェーで上演されるが、出資者のマフィアのボスは愛人を主演にしろと要求し、愛人のボディーガードのチーチも演出に口をはさむ。怒り心頭のデビッドだが、チーチの指摘の正しさに気付き、一緒に手直しすると公演は大成功。しかし、それをきっかけに騒動が起こる。

 作品について、デビッド役の浦井は「登場人物は個性豊かで、考え方の違う2人が組むことで、世界が広がる素晴らしさと爽快さ。スリリングな展開も魅力」と言えば、チーチ役の城田は「物語の流れや、非常に個性の強いそれぞれのキャラクターがとても好きです」。演出はコメディーに定評のある福田雄一氏。

 7年ぶり共演に、浦井は「イケメンなのに謙虚で、自分に厳しく、人に優しい。現場のみんなが楽しく笑い合える空間を作れるように振る舞うステキな役者。ニカーッとした笑顔を見たら、誰でも明るい気持ちになる」とほれ込み、城田は「初めてガッツリ、お互いシングルキャストでの共演で、毎日の公演が楽しみ。真面目な部分は健ちゃんに任せて、私は好き勝手にやらせていただきたい」。