女優柴咲コウ(35)が主演し、19日に放送された大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第7話の平均視聴率が、関東地区で12・9%だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。7話目で全話通しての最低視聴率となった。前週は14・5%。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 19日の回は、直親(三浦春馬)としの(貫地谷しほり)の祝言が無事執り行われ、祝賀ムードの井伊谷。小野政次(高橋一生)と新野左馬助(苅谷俊介)の二人は駿府・今川館に出向き、改めて直親の帰還を認めてもらうよう願い出る。これに対して今川義元(春風亭昇太)の出した交換条件は、井伊谷での「検地」の実施だった。井伊直平(前田吟)は最後の砦でもある川名の隠し里に検地の手が及ぶことを恐れる。だが、今川の検地奉行・岩松(木村祐一)は、隠し里の存在に気付いてしまう。政次の苦しい説明で何とかその場をしのいだ時、駆け付けた次郎法師(柴咲コウ)が岩松の妻の命日を供養させて欲しいと願い出たこともあり、検地は穏便に終わる、という内容だった。