KinKi Kids堂本光一(38)が、主演ミュージカルの演出をめぐりジャニー喜多川社長と意見が衝突していたことを明かした。

 堂本は20日放送のフジテレビ系「めざましテレビ」にVTR出演。自身が脚本・演出・音楽など全面参加する主演ミュージカル「Endless SHOCK」について語った。

 堂本は、同作品を作り上げたジャニー喜多川社長の演出について「ほんとにジャニーさんって、若い子たちのエネルギーをすごく大事にする人。そのエネルギーだけで(作品を)もたせちゃう」と説明。しかし受け継いだ自身は「自分も年齢を重ねていくと10代の頃のエネルギーって絶対に出せなくなっていくし、だったらこの作品を通じて何をお客様に伝えたいか」と考え、ストーリー重視の内容に作り変え、ジャニー社長からも「じゃあいいよ、YOUの好きなようにやりなさい」と承諾されたという。

 しかし意見がぶつかりあうこともあったそうで、劇中の後半で使用される堂本の楽曲「夜の海」をめぐり、「なんでこんな最後の方でこんな暗い曲をやるんだ」とジャニー社長から言われたこともあったという。堂本は「ジャニーさん、絶対に良いシーンになるはずだから、やらせて」と嘆願したが、ジャニー社長は「勝手にすればいいじゃない」と言って帰って行ってしまったらしく「あそこの扉を出て行くジャニーさんを僕忘れもしないですね」と笑いながら懐かしんだ。

 それでも堂本は、ジャニー社長との対立について「あの時は、そこで一度ぶつかっておかないと絶対にジャニーさんを超えられないという思いもあった。自分もその先に一歩行けないんじゃないかと思って、『絶対に良いシーンにするんだ』という思いでやらせてもらいました」と語った。