歌手のアーロン・カーター(29)が、現地時間17日にイリノイ州ブラッドレイで行ったコンサートで暴行を受けたことが分かった。

 アーロンはこの日、「Loony Bin」というバーで公演を行うことに。しかし、オープニングアクトを務めたバンドのメンバーがふざけたり、人の携帯電話をつかんだり、アーロンがパフォーマンスをしようとしているところを録画したりしたことで、セキュリティーが男性を追い出したとゴシップサイト「TMZ」は伝えている。アーロンはその時、迷惑な人を追い払う時に使う「じゃあね、フェリーシャ」という言葉を「じゃあね、フェリペ」と言って追い出したそうだ。男性はヒスパニック系で、「フェリペ」を差別と捉えたのか、会場の外に出されたあとに、戻ってきてアーロンを攻撃し、コンピューターやスピーカーを壊したという。アーロンは流血し、病院に運ばれたそうだ。「TMZ」は会場が混乱している動画を公開している。

 アーロンはその後、ツイッターで「今はすべて大丈夫だよ。警察が調べている」と報告。さらに殴られたが、ノックアウトはしなかったこと、「じゃあね、フェリペ」は「じゃあね、フェリーシャ」の男性バージョンだと説明しており、母のように慕う自身のマネジャーも元恋人もメキシコ系で人種差別ではないと明かしている。【ハリウッドニュース編集部】