ダウンタウンの松本人志(53)がテレビ番組で芸能界の労働組合「日本タレント組合」設立を提唱した件について、タレントたむらけんじ(43)が20日、大阪市内で、松本から組合創設の先導役に“指名”されていたことを明らかにした。

 たむらはこの日、大阪市内で、芸人を養成するNSC(吉本総合芸能学院)の卒業公演「NSC大ライブ OSAKA」の進行役を務め、終演後に優勝者の山ノ内(21)と会見に出席。席上で芸能界労組についての思いを語った。

 「松本さんから、実際、お前やれ、と言われてるんですけど、副業で足元が固まったら、皆さんのためにという思いはあります」

 松本から既に話があったことを語った。

 松本は19日に放送されたフジ系「ワイドナショー」で、清水富美加の騒動ネタから、タレントを守る「日本タレント組合」の設立を訴えた。実はこのプラン、思いつきではなかったようで、この放送以前に松本は、たむらに指示を出していた。

 「松本さんとは大阪でテレビも(一緒に)やってるし、飲みに行くこともあるんですけど、確かにちょっと前に『お前やれ』とは言われました」

 後輩思いのたむらは松本の意向に賛同したものの「でも、待ってくださいと言いました。今、それをやったら、僕、芸能界で生きていかれへんかもしらへん。もう少し、副業で足元を固めさしてくださいと言いました」。副業を充実させ「芸能界で干されても大丈夫なように。足元が固まったら、死ぬ思いで組合をつくろうと思います。今はまだまだ! メドは2~3年ですかね」と話していた。