宮沢エマ(28)が22日、大阪市内でミュージカル「紳士のための愛と殺人の手引き」の取材会に出席した。

 宮沢は、伯爵継承順位上位の者を次々と手にかけていく継承順位8番目の男(ウエンツ瑛士・柿沢勇人)の恋人を演じる。

 貴族の娘だが、本当の自分を知って欲しいと思う役柄と、宮沢喜一元首相を祖父に持つ宮沢には共通点があるという。「祖父の肩書が先に出ると、深窓の令嬢を期待される。普段は“首相の孫”を意識しているわけではない」と共感を示した。本当の自分について問われると「トイレットペーパーをけちってしまったり、少し賞味期限が切れていてもそのまま食べちゃう。庶民的というより、ずぼら」と笑いを誘った。

 5月4日~7日の大阪公演について「お笑いといえば大阪。お笑いには厳しいと思う」と警戒しつつも「一笑いといわず、たくさん笑いを取りたい」と意気込んだ。

 本作は14年に演劇界のアカデミー賞といわれるトニー賞4冠を果たしたブロードウェー・ミュージカル。殺される8人を市村正親(68)が演じ分ける。

 公演は4月8日に東京・日生劇場で開幕。5月4日~7日に大阪・梅田芸術劇場メインホール、5月12日~14日に福岡・キャナルシティ劇場、5月19日~21日に愛知県芸術劇場で上演される。