故エルビス・プレスリーの一人娘リサ・マリー・プレスリー(49)が、離婚係争中の夫マイケル・ロックウッド氏(55)と金銭問題で泥沼の裁判争いの真っ最中であるとニューヨーク・ポスト紙などが報じている。

 昨年6月、結婚10年になる4番目の夫ロックウッド氏との離婚申請に踏み切ったプレスリーだが、米国時間の22日に行われた審理では、ロックウッド氏がプレスリーに月4万ドル(約450万円)の配偶者手当および10万ドル(約1130万円)の弁護士費用を要求。

 プレスリー側は、父エルビスの遺産などから毎月10万ドル以上の収入があるものの、未払いの税金やクレジットカードの支払いなどで破産寸前であると主張。ミュージシャンであるロックウッド氏に対し、就職活動をするよう促したという。

 2006年に結婚した夫妻は8歳になる双子の姉妹をもうけたが、プレスリーが結婚10年目にして離婚を決意した背景には、ロックウッド氏がプレスリーのお金を無断で使い込むなどの金銭トラブルがあったようだ。

 さらに最近、ロックウッド氏のコンピュータから多数の児童ポルノの映像が発見された一件で、児童家庭サービス局が調査を進めている最中で、子供たちは現在、プレスリーの母プリシラ・プレスリーに保護されている状況という。

 プレスリーはカリフォルニア州の上級裁判所に提出した訴状の中で、「気持ち悪い映像を見てショックを受けると同時に、恐ろしさで吐き気がした」と証言しているという。(ニューヨーク=鹿目直子)