アカデミー賞の授賞式が、いよいよ現地時間26日に開催される。毎回映画賞の授賞式で話題となるのは、女優たちの煌びやかなファッション。華やかにドレスアップしてレッドカーペットを歩く姿をマスコミが取り囲む様子は、授賞式の恒例行事となっている。

 今回、実力派女優が勢揃いした注目の主演女優賞枠で一騎打ちの対決と噂されているのは、『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』(3月31日日本公開)で2度目の同賞ノミネートを果たしたナタリー・ポートマン(35)と、『ラ・ラ・ランド』(2月24日日本公開)で初ノミネートとなったエマ・ストーン(28)の2人。さらに、今季の映画祭において、各誌のベストドレッサーに毎回選ばれてきたのも同じくこの2人となっており、まさに賞においてもベストドレッサーにおいても、ナタリーとエマは完全なライバル関係となっている。

 現在第2子を妊娠中でお腹が大きくなっているナタリー・ポートマン。本作で演じたジャッキーことジャクリーン・ケネディのイメージに合わせ、肌露出の少ないクラシカルな60年代スタイルが授賞式ファッションの定番となっている。ゴールデングローブでは今年の流行色である黄色のドレスを選ぶも、オートクチュールではなくプラダのヴィンテージドレスをチョイス。クラシカルなまとめ髪にティファニーのアクセサリーを身に着けた、唯一無二の上品なスタイルを披露。さらにSAG賞授賞式では、立体的な袖と長いトレーンがアクセントになっているホワイトのディオールロングドレスを着用し、上品でゴージャスな着こなしは「まるで女王のよう」と称賛を集めた。英紙テレグラフのベストドレッサーに選ばれた。

 一方、劇中でカラフルな衣装を纏っていたエマ・ストーンは、ゴールデングローブ授賞式で、淡いピンクが美しいヴァレンティノのオートクチュールを着用。映画の雰囲気に合わせたドリーミーなドレスは一見シンプルただが100個以上のスワロフスキーが散りばめられ、裁縫に3週間費やしたというゴージャスなデザインのドレスで他の受賞者と差をつけた。

 アカデミー賞授賞式では主演女優賞の行方だけでなく、ナタリーとエマの華やかなドレスアップ対決の行方にも注目していただきたい。【ハリウッドニュース編集部】