新人演歌歌手の丘なる実が25日、都内の錦糸町駅前広場で新曲キャンペーンを行った。

 22日に発売したばかりのデビュー曲「赤い雀のブルース」やカップリング曲「人生街道」などを熱唱。屋外でのイベントだったが、晴れ渡る空の下、往年の青江三奈を思わせるハスキーボイスに100人以上が足を止めて聞き入った。

 福島県いわき市から上京し、深夜アルバイトをしながらデビューを目指してきた。「藤圭子の再来」とも称されるスケールの大きさが魅力で、この日は藤圭子のデビュー曲「新宿の女」も歌った。「丘なる実を知る人も知らない人にも届くような歌が歌えました」。上々のキャンペーンスタートを切った丘は、満足そうに振り返った。