主演女優賞は、史上最多14ノミネートされた大本命「ラ・ラ・ランド」(デイミアン・チャゼル監督)のエマ・ストーン(28)が、オスカーを獲得した。2度目のノミネートでオスカーを手にしたストーンは、涙を浮かべながらスピーチした。

 アカデミー、ありがとう。母、父、そして兄弟のスペンサー…家族みんな大好きです。こういう瞬間というのは、本当に幸運と機会に恵まれていないといけない。機会に感謝したい。デイミアン・チャゼル監督に、そういう機会をもらった。この映画に出演することができて、本当に光栄。信じてくれて辛抱強く向き合ってもらった。笑わせてくれた(共演の)ライアン・ゴズリングは、いつもハードルを上げてくれた大事なパートナーです。スタッフが魂を注入してくれた。これ(オスカー)は本当に大事なシンボル。ありがとうございます。

 ストーンは「ラ・ラ・ランド」で、ハリウッドで人気女優になる夢を持ち、カフェで働きながらオーディションを受け続ける売れない女優を演じた。劇中で描かれたミュージカルシーンでの歌、ダンスをはじめ、磨き上げた演技が高い評価を受け、今年の主演女優賞レースでは不動の大本命だった。