松田聖子(54)がSEIKO MATSUDA名義で、初のジャズアルバム「SEIKO JAZZ」を29日に発売することが7日、分かった。

 「スマイル」などのジャズのスタンダードナンバーから「イパネマの娘」といったボサノバの名曲など、幅広い分野の楽曲をジャズアレンジして歌い上げ、全10曲を収録した。世界最強のビッグバンドといわれるマンハッタン・ジャズ・オーケストラのメンバーがレコーディングに参加。また、グラミー編曲賞などを受賞した同オーケストラのリーダー、デビッド・マシューズがアレンジを担当。ジャズ界トッププレーヤーが顔をそろえた。

 初のジャズアルバムについて聖子は「いつかジャズを歌ってみたいという熱い気持ちがあふれ、今回のアルバムの制作につながりました」と説明。選曲については「10曲ともに、松田聖子が愛するジャズミュージックの名曲です」と断言した。

 米国に拠点を置いた90年代から、ジャズをルーツに持つ世界のトップアーティストと交流を深めてきた。12年に米ジャズ界の大御所ボブ・ジェームス(77)率いるユニット、フォープレイのアルバムにゲストボーカルとして参加した。

 構想から6年かけたという聖子は「デビュー37年目に、また、こうして新しいことにチャレンジできたことをとてもうれしく思います」と手応えを感じている。