俳優の坂上忍(49)が、亡くなった俳優渡瀬恒彦さん(享年72)の生前の武勇伝を明かした。

 16日放送のフジテレビ系「バイキング」は、渡瀬さんが14日に多臓器不全のため東京都内の病院で死去したことを伝えた。また、芸能界に響き渡っていた渡瀬さんの数々の武勇伝も紹介した。

 タレントの山田邦子は、共演した経験はないが周囲から「怒らせたら一番強い男」と伝え聞いていたという。「『ハンパなく強い。渡瀬は怒らせるな』というふうにみんながおっしゃってた」と語った。

 また坂上も、そうした武勇伝を聞いていたそう。かつては俳優同士でもめごとも少なくなかったそうだが、その中で一番強いのは渡瀬さんだと多くのスタッフが証言していたと明かした。

 さらに坂上は「言っていいかどうかわからないけど」と切り出し、自身が渡瀬さんと共演したドラマのクランクイン前に行われた食事会でのエピソードを披露。その食事会で、ある俳優が酔っぱらってプロデューサーと言い合いになってつかみかかったという。「そうしたら渡瀬さんが役者の胸ぐらをつかんで、バンッ!ってテーブルに押しつぶして。それで終わりです。もう一瞬」と、渡瀬さんが腕っぷしで場を収めたことを明かし、「かっこいいのなんの。言葉はいらないんですね」と語った。