1月スタートの連続ドラマ、フジテレビ系「嫌われる勇気」(木曜午後10時)の16日最終話の平均視聴率が5・7%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べでわかった。全話通して、初回の8・1%が最高で、最終回が最低視聴率となった。

 同ドラマは心理学者のアルフレッド・アドラーによるシリーズ累計180万部超の大ベストセラー「嫌われる勇気」を原案に、刑事ドラマとして大胆にアレンジ。主演の香里奈(32)が嫌われる勇気を持った“アドラー女子”を演じた。

 最終話は、病院を抜け出した青山(加藤シゲアキ)は、大文字(椎名桔平)の研究室を物色し、古びたファイルを見つける。そこには、18年前の蘭子(香里奈)の誘拐事件の記事と森の地図があった。監禁された蘭子のもとへやってきた大文字は、気を失っていた蘭子の拘束を解く。そこへ、青山と道子(飯豊まりえ)が入って来て、大文字は取り調べを受けることになる。大文字は土方(寿大聡)との共犯関係を否定するが、青山は、あなたが狙撃を指示した「メシア」だろう、と怒りを爆発させる。取り調べが終わると大文字は、すれ違いざま蘭子にメモを手渡す、という内容だった。