14日に多臓器不全のため亡くなった渡瀬恒彦さん(72)の葬儀・告別式が16日、都内で行われた。

 午前11時すぎ、棺(ひつぎ)が都内の自宅を出ると、喪主の妻い保さんと長男、長女が報道陣に一礼して車に乗り込んだ。

 渡瀬さんは、派手なことを好まなかったこともあって、葬儀は十数人だけが参列する家族葬で、戒名も付けなかった。

 棺の中には、家族からの手紙や、一緒に旅行に行った時の写真が収められた。植物を育てたりするのが大好きだったこともあり、棺の中はランの一種、オンシジュームなどの花で飾られた。遺影は昨年1月、い保さんの誕生日に撮影したものという。