女優柴咲コウ(35)が主演し、19日に放送された大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第11話の平均視聴率が、関東地区で13・7%だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は12・5%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 19日の回は、瀬名(菜々緒)を救おうと取りすがる次郎法師(柴咲コウ)の元に、松平元康(阿部サダヲ)からの使者が到着。人質の交換が行われる。桶狭間での大敗以降、衰退の一途をたどる今川家の跡を継いだ氏真(尾上松也)と寿桂尼(浅丘ルリ子)は、離反者の粛清に躍起になっていた。直親(三浦春馬)は今川家と手を切り、元康と手を組むことを決意する。元康との密会を果たす直親だが、それは今川が仕掛けた罠だった。今川から呼び出しを受けた直親を救おうと、次郎法師は瀬名を頼るが拒否されてしまう。覚悟を決め、駿府へ行くことを決断した直親。次郎法師は直親との別れを惜しみ号泣する、という内容だった。