来月で73歳になる演歌歌手冠二郎は、高齢者の「希望の星」だと思うのです。

 70歳を過ぎたころから、人生の歯車が劇的に好転しました。一昨年に5歳の年齢サバ読みが発覚。世間から「うそつき」と非難されることを覚悟し、人生のどん底に落ちたか!と思ったところ(実際に非難の声もあったけど)、逆にメディアで話題になったことで仕事が急増しました。

 昨年には31歳下の、みなこ夫人(42)と結婚。本人に言わせると「ヨメー(余命)いくばくもないのにヨメ(嫁)をもらった」そうです。確かに、独身時は外食ばかりで「健康診断で栄養失調と指摘されたこともある」そうです。それが、愛妻の手料理ですっかり健康を取り戻し、今では「3カ月おきの血液検査ではどこも悪くない」と、胸を張っています。

 今月31日で結婚丸1年。その感想を求めると「今を幸せと呼ばずに何が幸せか! 寝るのもお風呂も食事も一緒。1分1秒でも一緒にいたい。キスも毎日しているよ」。ごちそうさま、としか言えません。

 加齢に伴う肉体や気力の衰えについては、「元気ぶっていれば元気が付いてくる」と豪語していました。

 どうです。まさに高齢者の希望の星ではありませんか?