米女優アンジェリーナ・ジョリー(41)が、2002年にカンボジアから長男マドックス君(15)を養子として迎えた際の書類に虚偽の記述があったと英ザ・サン紙が報じた。ジョリーは養子縁組のプロセスを短縮するため、同国で救援活動に従事する男性の名前を父親の欄に記入した書類を裁判所に提出したと、男性自らが告白したもの。「ジョリーはその後も父親の名前を変更しておらず、裁判所に提出された書類では今も私がマドックスの父親とういうことになっています。当時、私が父親にならなければ、マドックスの名前を変えなければならず、養子縁組は不可能でした」と男性は語っている。当時カンボジアでは人身売買の取り締まりが厳しかったため、米国籍のジョリーが養子縁組するには自身の協力が必要だったと語っている。

 ジョリーはカンボジアでの環境保護活動の功績が認められ、2005年にカンボジアの市民権を授与されているが、「カンボジアの人々にとって喜ばしいことではない。彼女にはもうカンボジアに来ないで欲しい」と語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)