昨今、日本映画の中でも数多くの作品が公開されている“胸キュン映画”の多くが3人の監督によって作り出されていると22日放送のフジテレビ系「めざましテレビ」で紹介され、ネット上では驚きの声とともにさまざまな意見が飛び交っている。

 胸キュン映画とは、少女漫画などを原作とした青春恋愛映画のこと。毎年公開本数が増えており、今年は14本もの作品が公開される。番組ではそれらの多くを手掛ける“3巨匠”として、「PとJK」(3月25日公開)の廣木隆一監督、「ひるなかの流星」(3月24日公開)の新城毅彦監督、「先生!」(10月28日公開)の三木孝浩監督を紹介した。

 三木監督は、胸キュン映画で描かれるようなステキな恋愛を経験したのかと尋ねられ「現実世界でそうなってないから映画で描きたいと思うんですよ」と笑って答えたが、恋愛映画を作るこだわりとして「恋愛って一番人を成長させる時間だと思っていて、もちろんキラキラしてる部分は大事なんですけど、傷ついたりしたときに人がどう成長していくのかが一番大事にするポイント」だと語った。

 また、廣木監督はこれまでに多くの胸キュン作品を世に送り出してきたが、それでも作り続ける理由について「『少女漫画はこんなもんだよ』っていうことではない、『まだまだこういう感情があるじゃん』っていうふうに毎回、新しい発見がある」と語った。

 放送後、3巨匠のテレビ共演は映画ファンや原作ファンの話題に。「胸キュン映画ってこんなおっさん監督が作ってんの?」「おっさんが胸キュン映画を支えてくれてるんだな、、、」「胸キュン映画生産ラインがあったんだな…」と驚きの声があがったが、その一方で「胸キュン映画ねぇ 日本の映画をダメにした元凶じゃ」「胸キュン映画って、要は低予算映画でしょ」「4人ぐらいの女優さんと俳優さんの組み合わせをかえながら無限に作ってるイメージ」といった辛口な意見も少なくなかった。