野球大好きシンガー河野万里奈(26)が、痛恨の「ワイルドピッチ」に頭を抱えた。25日に都内で行われたワンマンライブ「Let’sPlayBall!~シーズン開幕戦~」に出演した河野。事前に重大発表があると告知し、ステージでは6月に行われる次回ライブの発表をするはずが、告知をしないままライブを終えてしまった。

 「野球と歌のハイブリッド」がコンセプト。こよなく野球を愛し、阪神の鳥谷敬を崇拝する河野は、ステージを「試合」、出演を「登板」、自身のファンを「マリナーズ」とよぶなど、一連の活動を大好きな野球に例えたトークが定着している。終演後は「感情が高まりすぎて1番大事なことを忘れてしまいました。完全なワイルドピッチですね」と苦笑いしていた。次回のライブは終演直後にツイッターで発表された。

 河野は2010年に1万人以上が参加した「全日本アニソングランプリ」で優勝し、デビュー。アニメやゲームソングの歌手として活躍していたが、所属事務所が決まらずステージで歌うことができない期間もあった。この日は「これからも歌で勝負したい」という気持ちを込めて自ら作詞し、田中秀和氏が作曲した新曲「遠回りハイウェイ」を初披露したほか、全13曲を歌った。身長148センチの小さな体全体を使って歌う喜びを表現する姿に、大きな声援が送られていた。