女優柴咲コウ(35)が主演し、26日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第12話の平均視聴率が、関東地区で12・9%だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は13・7%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 26日の回は、今川からの呼び出しに応じ、駿府へ向かった井伊直親(三浦春馬)たち一行は、次郎法師(柴咲コウ)の必死の祈りもむなしく、道中の掛川城下で今川勢に囲まれ討たれてしまう。しの(貫地谷しほり)は、こんな事態を引き起こしたのは次郎法師だと責めたてる。今川から嫡男・虎松の命も差し出すようにと命じられた井伊家。新野左馬助(苅谷俊介)は今川氏真(尾上松也)に虎松の助命を願うため、駿府へ向かうが、引き換えに今川が戦う戦地に兵を出すよう命じられる。これにより井伊直平(前田吟)、中野直由(筧利夫)、左馬助を失ってしまう。ついに井伊家を継ぐ男児は幼い虎松のみに。そんな時、今川から虎松の後見となる命を受けたと、小野政次(高橋一生)が帰還。政次が生きていたことに驚く井伊谷だが、南渓和尚(小林薫)が虎松後見にふさわしい人物を推す。その人とは、井伊直虎と名乗る次郎法師。ついに、おんな城主・直虎が誕生する、という内容だった。